2017年05月20日
どこかで繋がっている
先週から、中間テストがある中学生・高校生を対象に
中間テスト対策授業が行われています。
テスト前に各学校の先生から出されるテスト範囲を生徒と確認し、
「計算がメインで出るみたいやから、全問正解するまでがんばろうや!」とか
「化学反応式ちゃんとマスターしよう!」とか
「ローマ字テスト満点とれるまで何回もしよう!」など
それぞれの範囲に合わせて、点数アップのための作戦をたてています
今週は高1のN君から、こんな質問がありました。
「大学で、歴史の勉強がしたかったら、社会を極めればいいですか?」
さすがにN君も、大学入試のことを考えるとそれだけではダメだということは
百も承知のようですが・・・
実は、高校1年生のときに、同じことを担任の先生に言ったことがあります。
どうしても古文の助動詞の活用表を覚えられず、
「国語を勉強する意味が分からない」と先生に話しました。
そして先生に苦笑いをされた覚えがあります
しかし、大学生になって歴史学を専攻したときに、その言葉をとても後悔しました。
理由は古文書を自分で解読し、過去の社会の様子を調べるのに、
古文を読む力がとても大事だと気づいたからです。
他にも、色んな研究者の著書を読むため文章読解力は必要ですし、
自分でも論文を作成するので、文章を構成する力も必要となりました。
「あのとき、国語の勉強をもっと本気でやっていれば・・・」
大人になっても、そう考えることが多々あります。
勉強を教えていると、生徒たちから
「どうせ将来使わんわぁ・・・」
などと言われることがよくあります。
(心当たりある人いませんか??)
でも、そう思っていることも、将来何かの役に立つときが来るかもしれません。
“すべてはどこかでつながっている”のです。
知識を吸収することは決して損ではありません
もっとも~~~っと小・中・高校生の役に立てるように、私も精進したいと思います。
古文書を解読するのに必要なアイテム
いろんな書体の筆文字がかいてあります
Posted by 慈友塾 at 23:14│Comments(0)
│そ~やっちゃ~